血統と馬場から競馬を読み解くブログ

各開催の傾向を血統と馬場から読みといていきます。

1/29(日)傾向から推奨する軸と穴馬

1/28(土)の血統ファイルは下記リンクからダウンロードできます。

1/28(土)血統分析ファイル_Microsoft OneDrive

 

<土曜日の簡単な振り返り>
東京・芝
Dコースで比較的全体的に良好な馬場で内外フラット。そのため、大外を回す馬の期待値は低く、イン追走組がねらい目。
また、中距離は1000m62.9と64.0とドスローの展開となり前残り。
基本的に近走上がり上位組がねらい目。
血統は父または母父にミスプロの血を持つ馬、中距離は上位種牡馬が好走。母父ロベルト系やニジンスキーを持つ馬も好走。

東京・ダート
パサパサダートで時計のかかつ馬場。ペース次第で前残りも差しもあるが、基本的に外枠の上り上位組が好走。
血統傾向も特にこれといった特徴もなく、ダート系サンデーもミスプロ系も走るが、一方、米国系(フォーティナイナー系やA.P.Indy系)は不振。

京都・芝
Bコース替わりも例年傾向とは異なり、Aコース同様先行有利で外に回す馬の期待値は低い。近走先行経験組でイン追走の上がり上位は高い確率で馬券に絡む。
ダンチヒ系の血を持つ馬が好走。

京都・ダート
近走先行経験組が好走傾向にあり。外を回す馬の期待値は低い。
外枠よりは内枠の先行馬。
流れるペースのレースが多く米国系種牡馬が好走。また、母父ヴァイスリージェントの血を持つ馬も好走傾向にあり。

中京・芝
近走上がり上位組の好走。中距離戦1鞍あったが、1000m64.1秒のドスローのいったいった決着。
ハーツクライ産駒やダンチヒの血も持つ馬が好走。

中京・ダート
凍結防止剤の効果も薄れきているだろうが、先週と傾向は大きく変わらず父または母父ヴァイスリージェント系やロベルト系が好走。少しずつ米国系種牡馬も好走するようになったので、明日はいつもの中京の傾向に戻るかもしれない。そうすると、米国系種牡馬がねらい目。

 

【中京ダート 血統推奨馬】
01R
メイショウブレナム(メイショウボーラー×イルーシヴクオリティ)
ビバシャンティ(クロフネ×フジキセキ)
02R
スズカフューラー(スズカフェニックス×フレンチデピュティ)
03R
メイショウグンバイ(メイショウボーラー×サンダーガルテ)
ホイールバーニング(ヴィクトワールピサ×フレンチデピュティ)
グレートブレス(ジャイアントレッカー×フォーティーナイナー)
06R
ブラボーリリック(クロフネ×ジャングルポケット)
ハマヒルガオ(クロフネ×キングマンボ)
メイショウサルーテ(タイキシャトル×クリスエス)
08R
ダンツエンペラー(ヴァーミリアン×ホワイトマズル)
ハギノグランコート(ディープスカイ×シンボリクリスエス)
12R
モンラッシェ(タニノギムレット×フレンチデピュティ)
エリモジパング(マンハッタンカフェ×ブライアンズタイム)

1/22(日)傾向から推奨する軸と穴馬

血統分析ファイル-2017.01.22_download

中山2R
穴トラストエンジェル
ストーミングホーム×母父コジーン(グレイソヴリン系)
出遅れ癖があるので後方からの競馬が多いが距離1200mでは追走できないための距離延長ローテだと考える。母父コジーンはブリーダーズカップマイルの勝ち馬で1600-1800mで活躍してきたグレイソヴリン系、母母父Nijinsky系でスタミナはあるので1800mの距離は大丈夫だろう。前走よりは外枠に引けたので替わり身に期待したい。
それにしてもこのレースは相手混戦。。。

 

中山3R
穴ウインドブリバティ
スクリーンヒーロー×母父ティンバーカントリー
今回距離短縮ローテの初ダート。母父ティンバーカントリーはシャンペンステークス、ブリーダーズカップ・ジュベナイル、プリークネスステークスのダートGⅠ3勝馬で2歳の時から活躍している早熟タイプでもあり父ロベルト系でスタミナもあるのでタフな中山ダートでも変わり身に期待できそう。
ただ、鞍上は不安...

→去勢休み明けのため撤回。3か月後くらいに狙い目かな。

 

中山4R
◎スズカグラーデ
サウスヴィグラス×母父スペシャルウィーク
凍結防止剤の馬場傾向通り、外枠の差し馬が好調。母グーテデロワがNijinsky5×4のクロス持ちでスタミナ補完をしており過去レースを見ていてもタフな馬場でもしっかり脚を最後まで使えている印象あり。前走は4角から直線入口で前の馬が垂れて加速でワンテンポ遅れる不利もあり、今回外枠替わりで人気馬が内枠に入ったのでここはチャンスあるかと。

 

中山5R
穴ベルウッドデナリ
マツリダゴッホ×母父ブライアンズタイム
前走はダート替わりで出遅れ+大外ぶん回すロスもあり度外視。新馬戦で同コース4着だが、向こう上面で折り合いつかず、4角でも前が詰まって不利に合う競馬でちぐはぐな競馬。2走前は新潟2000mだが血統的にも中山向きで新潟の直線の長いコースは合わない。距離延長ローテになるが、芝コース替わりのタフな馬場なので条件的には合うため抑えておきたい一頭。

 

中山8R
◎イアペトス
フォーティナイナーズサン×母父ブライアンズタイム
前走は+12kgで調教からも明らかに重め残りの印象で距離延長ローテの上に伸びない最内でポジションを押し上げての0.2秒差4着は評価できる内容。今回は調教からも上積みがありそうである程度馬体も絞れているはず。タフなダートでの母父ロベルト系も血統的に傾向が合い今回は外枠替わりで一発あっても良さそう。こちらも柴山騎手が上手く乗ってくれるか...

 

京都1R
穴ナムラメルシー
エンパイアメーカー×ザッツザプレンティ
近2走は運悪く最内枠からの出走で念願の外枠を引いた今走。母父ザッツザプレンティは父ダンスインザダークでNijinsky持ちでスタミナ補完あり。先行勢も少ないメンバー構成でテン最速で展開向くだろう。

京都2R
◎コエレ
ブレイクランアウト×サマースコール
逃げ馬不在で上がり早い馬もいないメンバー構成で展開は読めないが小頭数で先行馬もスタミナのある馬もいないため、前崩れの差し展開になれば
上りが使える当馬にも展開は恵まれるはず。母父にボールドルーラーの血が流れ脚は長く使えるのでタフな馬場なら。

 

 

中京ダートの血統推奨馬
土曜日は穴馬激走したので、日曜日もどこかで激走して欲しいところです。。。

1R
ブライトゴールド(ゴールドアリュール×シンボリクリスエス)
ローレルモナルカ(シンボリクリスエス×フジキセキ)
ヒノアカツキ(アイルハヴアナザー×ヤマニンスキー)

2R
フラッグアドミラル(シニスターミニスター×アドマイヤベガ)
ダイヤグラム(キンシャサノキセキ×シンボリクリスエス)→中止

カシノシックスス(シニスターミニスター×コロナドズクエスト)

3R
ホイールバーニング(ヴィクトワールピサ×フレンチデピュティ)
トウショウスレッジ(カネヒキリ×ジェネラス)
ミスズモンブラン(ブライアンズタイム×ヘネシー)

6R
メープルフレーバー(キングカメハメハ×ダンスインザダーク)
ノーブルソニック(ネオユニヴァース×フレンチデピュティ)
ブラボーリリック(クロフネ×ジャングルポケット)

8R
グレーパール(クロフネ×ウイニングチケット)
ピアレスピンク(エンパイアメーカー×タイキシャトル)
ルールザユニバース(ネオユニヴァース×サドラーズウェルズ)

9R
アガスティア(マンハッタンカフェ×デピュティミニスター)
アドマイヤカロ(ゴールドアリュール×スターオヴコジーン)
モンストルコント(ヴィクトワールピサ×ケンドール)

11R
アスカノロマン(アグネスデジタル×タバスコキャット)
ピオネロ(ネオユニヴァース×キャンディストライプ)
リッカルド(フサイチリシャール×オペラハウス)

1/21(土)傾向から推奨する軸と穴馬

1/21(土)分血統分析ファイル.

 

中山1R
◎ヴィオラ
ストリートセンス(ミスプロ系)×母父シングスピール(サドラーズウェルズ)でスタミナ型の血を持つ。
前走休み明けでスタートで行き脚つかず中団からの競馬になり、終始大外を回す不利あり。スローペースで前の馬で決まった中上り2位の脚で追い込んで3着。休み明け2戦目の上積みあり。
凍結防止剤でタフな馬場で差しが決まりやすくなるはずなので、馬場も味方するだろう。

穴モンサンエクレウス
アイルハヴアナザー×母父サンデー
アイルハヴアナザー産駒はフォーティーナイナー系の血統で米国型ダート血統。今回はダート替わり初戦。休み明けで動きもまずまずなので正直掲示板も難しいかもしれないが、アイルハヴアナザー産駒のダート替わりはプラスで馬格のあるタイプなので身替わりに少しだけ期待したい。
あくまでもヒモの一頭

 

中山2R
◎スプリングフット
トーセンブライト産駒でロベルト系のスタミナ型。
前走は開幕日のパサパサダートで非常にタフな馬場を番手追走0.0秒差2着とスタミナを求められる馬場向きで凍結防止剤のタフな馬場の外枠先行馬。逃げ馬不在でスローペース濃厚の言った言った決着になる可能性が高そうなメンバー構成で展開も向くだろう。

穴リードザフィールド
Haynesfield(ミスプロ)×母父リヴァースペシャル(ネヴァーベンド系)

父ヘインズフィールドは米国ダートG1ジョッキークラブGCS(2000m)の勝ち馬、母父リヴァースペシャルは米国ダートG1馬で米国ダート血統の良血馬。
開幕日のパサパサダートタフな馬場の新馬戦はスタート良く前につけるもスローペースだったためか最内でのんびり追走する中、後方勢が外から追い上げるレース。加速までだいぶもたつきがある印象で追ってからの脚は目を張るものがあったので2戦目の上積みに期待したい外国産馬。
中山より東京ダートマイルの方が相性良さそうだが、ここも注目。

 

中山3R
穴ブラウンスビト
サムライハート×母父ジェイドロバリー
母父ジェイドロバリーは米国産の仏競走馬でグランクテリウム(G1芝1600m)の勝ち馬で芝マイルから中距離を走ってきた馬。ミスプロの直仔ということもあって、産駒はダート路線で活躍し、1997-1999年の日本ダート路線限定で3年連続1位を獲得。今回ダート替わり初戦でテンも早く距離短縮はプラスなので変わり身に期待したい。

デルマオフクロサンもちょっと気になるが今の馬場は少し向かないかなと。東京ダート1300辺りで注目したい。

 

中山5R
◎ニシノキッカセキ
サニングデール×母父アグネスタキオン
サニングデール産駒はあまり見ないと思うが、サニングデール自身は短距離を中心に活躍した国内馬で高松宮記念(2004年)の勝ち馬。
InRelityにつながるマッチェム系で父父ウォーニングはQEⅡの勝ち馬、父父父Known Factは2000ギニーの勝ち馬とマイルを中心に活躍してきた系譜。母父アグネスタキオンでスタミナ豊富でタフな馬場巧者でもあるが、もまれ弱いところもあるので内枠はマイナス。
ただ、母系は母父母アグネスフローラ、母父母母アグネスレディー、母母父セイウンスカイ、母母母ニシノフラワーとポテンシャルをかなり秘めた血統でこの人気なら素直に頭で狙ってみたい。クラシックで見ると地味な血統ではあるが実際名馬の血が流れており、NHKマイルあたりで台頭してほしいと淡い期待。血統だけ見れば未勝利戦でくすぶっているレベルではないだろう。

 

中山8R
穴トーセンミッション
アグネスデジタル(ミスプロ)×母父スタードナスクラ
前走は距離延長ローテで凡走、今回距離短縮ローテ。3走前の中山ダート1200mで出遅れから上り最速0.3秒差4着。今回は凍結防止剤が入ってタフの外差し馬場で逃げ馬複数出走である程度ハイペース前崩れの展開になれば、この馬の一発もあっても良さそう。母父スタードナスクラは米最優秀スプリンタータイトル保持者のナスルーラ系で持続力に長けており、前崩れの展開で外枠の上がり上位馬はこの馬だけなので期待できるかもしれない。ただ、混戦で何が来てもおかしくないメンバー構成。

 

中山9R
◎ピスカデーラ
ブラックタイド×母父エルコンドルパサー(キングマンボ)
前走は距離延長ローテ。中山巧者のブラックタイド産駒で母父エルコンドルパサー(サドラーズウェルズ内包)の距離短縮ローテ。上りのかかる馬場向きで立ち回り力に優れた小回り巧者。イン荒れで外差し馬場も水分を含んだ馬場である程度タフのためイン追走組の期待値が高く、番手で脚を溜める競馬が出来る当馬に展開が向きそう。

調教からの推奨はムーンザムーン。
南W66.5-52.3-38.4-12.6と休み明けの成長を感じるベストタイム更新。父ローエングリング産駒(サドラーズウェルズ系)×母父サンデー、母母系にプリンスリーギフトを持っておりタフな馬場向きなスタミナ型。
休み明けの成長に期待。

 

京都1R
穴ミュルミューレ
スウェプトオーバーボード×母父サンデーサイレンス
明日の京都ダートは先週同様軽い馬場で先行馬の脚が止まらないはず。
父フォーティーナイナー系で前走は休み明け初ダート出遅れで上がり5位。休み前は芝レースでテン良し逃げまたは番手の競馬を出来ていたので、休み明け2戦目でスタートさえ出れれば逃げ残りに期待できる一頭。
前走馬体重増だったので、少しは絞れていれば・・・

穴セトノムーン
アドマイヤムーン×母父ノーザンダンサー系
外枠のフォーティナイナー系逃げ馬。前走は行きたがって折り合いつかない競馬でタフな馬場ということもあって馬場向かず。時計が出る馬場替わりに期待出来るかも。

京都3R
◎シゲルカモシカ
キンシャサノキセキ×ミスプロ系
京都ダートのキンシャサノキセキ産駒の相性は良く、先週の傾向からも内枠先行経験組が好走傾向にあり。鞍上も和田騎手替わりプラスでここは期待したい。

 

京都4R
◎メイショウクジャク
サウスヴィグラス×母父ネオユニヴァース
メンバー見てもダート血統が少なく、外枠のサウスヴィグラスを狙いたい。

京都5R
穴ウインベラシアス
スクリーンヒーロー×ボールドルーラー系
ノーザンダンサー5+5×5のクロス持ちでロベルト×ボールドルーラーでいかにも切れない持続力タイプ。恐らく雨で馬場も渋っており時計のかかる馬場なら、内枠の先行馬で脚を長く使える当馬を抑えておきたい。

 

京都7R
穴タイキレガトゥス
クロフネ×ロベルト系
3走前に同コースで後方から追い込んで4着も近2走は距離延長の1800m戦で凡走続き。距離短縮ローテで水分を含んだ時計の出る馬場で北村騎手への乗り替わりなら好位で溜めて3-4角からポジションを押し上げて差してくる騎乗をするはずなのでここは変わり身に期待したい。

穴パッセンジャーシップ
先週の傾向通りなら内枠の先行経験馬の好走が高く、当馬以外内枠先行馬がいないのでこちらも推せておきたい一頭。

 

京都8R
◎アスタキサンチン
ヴリル×レッドゴッド系
レッドゴッド系のスタミナ型で持続力に優れているため、好走パターンは一定のペースで脚を長く使って先行出来るときに限るが、前走はスローペースで逃げたため展開向かず。休み明け2戦目の距離短縮の上積みに期待したい。鞍上は若干不安。。

穴タマモアルム
ワイルドラッシュ×母父ダンスインザダーク
距離延長ローテはマイナスも内枠の逃げ馬で母父ダンスインザダークとスタミナ補完で延長ローテもまずまず。父ニアークティック系でスピードタイプであり、テンも早いのですんなりハナを取れるはず。今の馬場でこの人気なら。


中京ダートで先週の傾向に当てはまる血統推奨馬(穴馬中心)
父または母父スタミナ系
※先週と同様の傾向かどうかは分からないのであくまでもご参考までに

1R(ダート1800)
アスヘノキボウ(スズカマンボ×ロベルト系)
デスティネイション(ストリートセンス×ボールドルーラー系)
2R
メイスンラック(ロージズインメイ×ミスプロ系)
クルークハイト(クロフネ×Tサンデー系)
ジョワイユ(パイロ×ニジンスキー系)
3R
サウスギガパワー(サウスヴィグラス×サドラーズウェルズ系)
コンプレアンノ(タイムパラドックス×ダンチヒ系)
6R
メイショウゲントク(フレンチデピュティ×レッドゴッド系)
ポンナヴァン(シンボリクリスエス×ヴァイスリージェント系)
8R
ノーモアベッド(スウェプトオーバーボード×ロベルト系)
モンラッシェ(タニノギムレット×ヴァイスリージェント系)
11R
ランドオザリール(ゼンノロブロイ×ニジンスキー系)
ミッキータイガー(キングカメハメハ×サンデーサイレンス)
シャイニービーム(カンパニー×サンデーサイレンス)

1/14(土)~1/17(火)の傾向分析

今週より血統分析ファイルも合わせてご提供したいと思います。

血統分析ファイル_20161223_20170117_Microsoft OneDrive

 

■中山芝

先週末は2週前の雨の影響もあってか、若干タフな馬場でインが少し荒れ差しも決まるように変化あり。

3歳戦
タフな馬場のため中距離は基本的に近走先行経験組が好走。日曜日にあったため芝戦は土曜日よりインも荒れており、近走上がり上位組みが好走し、上がり上位のワンツーフィニッシュ。

古馬混合戦
ペースによって先行残りも差しも決まる馬場。ただ、日曜日になるとインは荒れているため、直線では外に出した馬の期待値が高く、逃げ馬は不振、外を回す馬も上がりが出にくい馬場のため期待値は低い。

血統
タフな馬場もあって、基本的にはステイゴールドなどのスタミナ型の好走が高い。ディープインパクトも好調。
また、母父ヴァイスリージェント系やストームバード系の血を持つ馬が好走。

 

今週末の馬場予想
金曜日も雨が降る予報のため、基本的にはタフな馬場。
また、最終週ということもあり、先週よりインが荒れており外差し馬場になるだろう。イン追走から直線で外に出す馬が馬券の中心。上りが出ない馬場になるはずなので、大外を回す追い込み勢の期待値は低いだろう。

 

■中山ダート
凍結防止剤が散布された馬場で若干重め。展開次第で前残りも差しも決まる。

3歳戦
基本的に傾向通りで前残り決着になりやすいが、1800mはタフで先行勢の脚が止まり後方からの差し馬が好走するケースが目立った。1200mはいったいった決着が多い。

古馬混合戦
近走上がり上位組みの好走が目立ち上位独占。特に凍結防止剤の影響もあり、外枠の方が優勢の印象あり。

血統
水分を含んだ馬場もあり、キングマンボ系の血を持つ馬が好走。また、短距離は米国系種牡馬の血を持つ馬が良い。

今週末の馬場予想
金曜日の雨量次第ではあるが、水分を含んだ馬場のため時計は出る馬場。基本的にはフォーティーナイナー系などの米国系種牡馬が中心。1800mは差しも決まりやすいためダート系サンデーやサンデー系×ミスプロを持った近走上がり上位が狙い目。

京都

雪の影響で変則開催傾向が読み取れないので割愛

今週末の馬場予想

Aコースになって最終週ということでインは荒れており、直線は外3-5あたりが一番伸びる馬場。基本的にはインで脚を溜める馬の期待値が高い。

ダート
水分を含んだ馬場で凍結防止剤もほとんど流れてしまっているため、基本的に上りの出やすい馬場。前もほぼ止まらないため、近走先行経験馬が中心。米国系ダート種牡馬の血を持つ馬が好走。

中京
雪の影響もあり特殊な馬場のため、今週は割愛

今週末の馬場予想

例年通りインよりは外が伸びる馬場で外枠有利なトラックバイアスあり。
近走上がり上位組みが好走しており、逃げ馬不振。

ダート
逃げ残りも差しもあるが、凍結防止剤が残っていればタフな馬場が続き、スタミナ型が好走する馬場。ダートに関しては土曜日の傾向に要注意。

1月7日(土)8日(日)開催の傾向分析

【中山】
芝1200m(4歳上1600万下)
・古馬混合戦
雨が降り始めて1時間くらい経ってからのレースで馬場も少し渋ったためか、逃げ、先行、差し(中)で逃げとイン追走組の上位独占。外を回した馬の期待値は低く、上がり最速14着、上がり2位6着。
それでも年末より上りは出る馬場になっており、近走先行組の上がりが使えるタイプの期待値が高い印象。
 
・血統
タフな馬場になった影響もあってから上位2頭は父フォーティナイナー系とキングマンボ系。また母父リファールやヴァイスリージェントも好調。今週は天気がもちそうで良馬場開催だと思うが、先週末開催で内が荒れた可能性も高く、ダート血統を持つ馬の好走が高いかもしれない。
 
 
芝1600m(3歳未勝利、重賞、4歳上500万下)
・3歳戦
未勝利戦のあった土曜日は向かい風の影響もなく上りの出る馬場であったが、Cコース替わりで内外フラットのため基本的にはイン有利。先行またはイン追組が上位を占める結果。外を回す馬の期待値は低い。また、比較的タフな馬場が続いているので距離延長組の期待値は低い。
重賞は雨の影響もあったが、1000m58秒のハイペースで先行崩れの差し決着。その中、2番手で前受していたアエロリットの評価は改めて見直したい。
 
・古馬混合戦
4歳上のクラスになると差しも決まりやすいが基本的には近走先行経験組で差しはイン追走。後方からの差しはほぼ届かないと見て良く、4角では中団より前目にいないと厳しい。
 
・血統
スタミナ志向は引き続き好調で特にロベルト系の血を持つ馬の好走率は高い。また、持続力に長けたヴァイスリージェントはミスプロを父または母父に持つ馬も好調。
 
芝2000m(新馬、3歳500万下、4歳1000万下)
・3歳戦
基本的には人気通りの決着で特に傾向はなし。
ペースもスローだが力の差が歴然で後方で脚を溜めた人気馬が直線で末脚を繰り出して差し切りV。
 
・古馬混合戦
日曜日の最終レースで非常にタフなレースとなり、スタミナ系の馬の好走。勝ち馬は2番手追走で正攻法の競馬をした馬だが、2,3着は後方最内で脚を溜めて、前が崩れたところを直線外から末脚一閃も人気馬の2頭。
 
・血統
根幹距離ということもあって、基本的には主要サンデーであるディープインパクトやハーツクライを父に持つ馬が上位を占める。また母父にロベルトやニジンスキーなどのスタミナ型を持つ馬の好走率も高い。特に中山2000mではバゴ産駒を見つければベタ買い必至。
 
芝2200m(3歳未勝利、4歳上1600万下)
・3歳戦
基本的に上位人気の力のある馬の好走だが、穴を開けるのはイン差し馬。3歳馬にとって非常にタフなコースのため紛れが少なく力の差が歴然と出る。
 
・古馬混合戦
1000m59秒のペースも大逃げした1頭がつくったラップで2番手以降にとってはスローペースの展開。基本的にイン追走の差し馬だが小頭数レースでばらけた展開で外を回しても大きなロスなく差し馬が上位を占める結果。
 
・血統
スタミナタイプが好調でロベルトやサドラーズウェルズの血を持つ馬が好調。また持続力に長けたグレイソヴリンを父または母父に持つ馬も好調である。
 
ダート1200m(新馬、3歳未勝利戦、4歳上500万下、1000万下)
・3歳戦
タフなパサパサダートで追走に苦労するため、基本的には先行馬有利。また差しも決まるがイン差しが中心で外に回す差し馬の期待値は低く、基本的には凡走傾向が強い。ただ、差しも4角あたりから加速して一定ペースで長く脚を使う必要があり、直線でギアチェンジ勝負ができるほど差しが決まりやすい馬場ではない。
近走先行経験組の好走率が高く、内枠の逃げ馬が穴を開けやすい。
 
・古馬混合戦
こちらも基本的には先行経験組だが、距離短縮組も引き続き好走傾向にある。
古馬混合戦はペース次第で後方からの差しも決まりやすいため、どのような展開になるかは注意が必要。
 
・血統
基本的にタフな馬場のため米国ダート種牡馬が好調。または父または母父にヴァイスリージェントやヌレイエフを持つ馬も好調。芝で好走するタイプのサンデー系の期待値は低い。
 
ダート1800m(3歳未勝利戦、4歳上500万下、OP)
・3歳戦
3歳馬にとっては非常にタフな馬場のため、基本的には近走先行経験組の同距離ローテ組。距離延長の期待値は非常に低い。イン差しよりは3-4角から追い込んでくる馬がたまに穴を開ける傾向にあり、特に馬格のある500kg以上の馬には要注意。逆に馬格のないタイプの期待値は低い。
 
・古馬混合戦
こちらも近走先行経験組の好走率が高い。またインで溜める馬の期待値が低いのか差し・追い込み馬は3-4角から追い上げてくる持続力に長けたタイプ。
 
・血統
父ロージズインメイや父または母父ロベルト系の好走が目立つ。また、父または母父にストームバードやリファールを持つ馬も好調。サンデー系の成績はそこまで良くはないがダート系サンデーはまずまず。母父にミスプロやノーザンダンサー系の血を持つと尚良い。
 
ダート2400m(4歳上500万下、1000万下)
・古馬混合戦
基本的には近走同距離または東京2100m組の好走率が高いが脚質的な特徴はなく展開次第で先行逃げ切りも追い込みも決まる。
 
・血統
ダートでは長距離の部類に入るため、ハーツクライ産駒が好調。また日曜日は水分を含んだ馬場になったためキングマンボ系が上位を占める結果。
 
京都分は後ほど更新
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【京都】
芝1200m(4歳上OP)
・古馬混合戦
Aコース替わり2日目ということもあり、基本的には内枠の先行有利の傾向は例年通り。
先行またはインで脚を溜めた馬の好走傾向。
 
・血統
1レースしかないので傾向ではないが、先行して長くいい脚が使えるとして、フォーティナイナー系やロベルト系が好走する。
 
芝1600m(新馬、3歳未勝利、重賞、4歳上1000万下)
・3歳戦
雨の影響もあり、上りのかかる若干タフな馬場。基本的にはイン追走組の好走率が高い。
 
・古馬混合戦
良馬場コースのため傾向通り内枠イン追走組が有利。外を回す馬の期待値は低く、後方勢はばっさりいっても良さそう。
 
・血統
タフな馬場の影響もあってか、ニジンスキーやヘイロー系の血を持つ馬が好走。
良馬場開催の時は上位血統種牡馬や高速馬場巧者のキングマンボ系の好走が目立つ。
 
芝1800m(4歳上500万下)
・古馬混合戦
雨の影響で上りのかかる馬場であったがイン追走組が上位を占める結果。
 
・血統
基本的にはSS系×ミスプロまたはヴァイスリージェントでスピードタイプの血統が好走。
また、京都と相性の良いトニービン持ちも好調。
 
芝2000m(3歳未勝利、500万下、4歳上1600万下)
・3歳戦も古馬混合戦も基本的にはイン先行組の好走が高く、外を回す差し馬は凡走傾向。力が抜けている馬も3角あたりから追い上げて直線では先団につけても2着までと期待値は低い。
 
・血統
リーディング種牡馬の好走が多く、ディープ産駒やキンカメ産駒が傾向通り好調。
また、父または母にヴァイスリージェントを持つ馬も良い。
 
芝2200m(4歳上1000万下)
・古馬混合戦
雨の影響もあって、重馬場での開催でイン追走から外に持ち出した差し馬が好走。
今週末は天候次第だが、乾けばイン追走になるだろう。
 
・血統
雨の降り始めはキングマンボというだけあって、上位3頭は唯一父ミスプロ系の3頭が独占。
 
ダート1200m(新馬、3歳未勝利、500万下、4歳上1000万下)
・3歳戦も古馬混合戦も近走先行経験組の好走し、スピードある差し馬は凡走気味。
 
・血統
フォーティーナイナーやダートサンデー系の好走で脚を長く使える血統が良い。インで溜める直線スピードタイプは期待値が低い
 
ダート1400m(3歳未勝利、4歳上500万下、1600万下)
・3歳戦
基本的には近走先行経験組の期待値が高く、外を回す馬は凡走傾向にあり。
 
・古馬混合戦
こちらも近走先行経験組の好走は多いが、展開次第では差しも届く傾向にある。
メンバー構成は注意が必要。
 
・血統
基本的には米国系ダート種牡馬でダートサンデー系は1200mよりは期待値が下がる。
特にミスプロ系やフォーティーナイナー系が好調。
 
ダート1800m(新馬、未勝利、4歳500万下)
・3歳戦
パサパサダートいうこともあってか、近走同コースの先行経験組の好走が多く、特に上り上位組みが良い。今週は凍結防止剤が使用される可能性もあり、よりタフな馬場になれば同傾向が強く出てくるはず。
 
・古馬混合戦
こちらもほぼ変わらず、近走先行組が有利で人気馬決着になりやすい。
馬格のあるタイプが好走傾向に合致。
 
・血統
これといった偏った特徴はないが基本的には米国系種牡馬または父または母父にヴァイスリージェント系をもつ馬が好走傾向にあり。
 
 

1月4日開催の傾向分析(中山芝のみ)

今回は中1日で時間がないため、中山の芝1600mと芝2000mの2コースのみになります。

【中山】

Cコース替わりだが差しが決まりやすい傾向にあり、年末同様タフな馬場
向かい風も強く上がりが出ないため差し馬には厳しい

芝1600m
3歳オープン戦と4歳上1000万下の2レース
・3歳戦
前傾ラップのレースで1着は後方2番手で脚を溜めたディープブリランテ産駒の差しが決まったが2,3着は先行インで脚を溜めた2頭。
距離延長ローテの期待値は低く、前走同コース同距離ローテク先行経験組が期待値が高い。

・古馬混合戦
ペースがある程度流れるレース展開でインで脚を溜めた差し馬の1-3着独占
3歳戦とは変わって近走上がり上位組の期待値が高く、先行経験組の期待値は低い

・血統傾向
タフな馬場でありながら差しが決まりやすい馬場ということもあり、スタミナとスピードを持つノーザンダンサーの血を持つ馬が好調。
SS系はディープ産駒2頭が1着を占めるもパワー型のディープブリランテ産駒と母父ダンチヒ系を持つ。
また、タフな馬場のため、スピードを持続させる特徴のボールドルーラー系やミスプロを父または母父に持つ馬も好調。

芝2000m
3歳未勝利戦と古馬混合重賞の2レース
・3歳戦
1000m1.03.3と超スローペースもタフな馬場と向かい風の影響もあってか、力が抜けた1番人気も最後差される前崩れの結果となり中団で脚を溜めた2頭が穴を開けた。(8番人気、9番人気)
距離延長、東京→中山替わりの期待値は低く、同コース同距離ローテの期待値が高い。

・古馬混合戦
向こう風も強く上がりが出ないため、内枠のインで脚を溜めた馬が1-3着を独占。
また、1-4着を前走同コースの中山2000m組が占めるように今の中山はタフで特殊なコースのため同コースローテの馬が期待値が高い。
逃げ馬や外を回す追い込み馬は期待値が低く、インで脚を溜めれる馬が馬券の中心。

・血統傾向
非常にタフな馬場とコートのためスタミナ型の馬が好走。
父または母父にTサンデー系やリファールやストームバードの血を持つ馬。特に穴を開けるのはNijinski内包馬。

ブログの活用について

2017年になりましたので、ブログを始めることにしました!!

 

その名も「血統と馬場から競馬を読み解くブログ」

 

名前の通りですが、私が競馬を予想する上で重視している"血統"と"馬場"を中心に競馬に関することを書いていきたいと考えています。
メインは各開催毎の傾向分析です。
芝・ダート×距離ごとに「3歳戦」「古馬混合戦」「血統傾向」の3つの点で傾向をまとめます。

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【例】
中山芝1200m

・3歳戦
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・古馬混合戦
xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
・血統傾向
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3歳戦と古馬混合戦では基礎体力およびレースラップが異なってくるため、傾向が異なります。意外と脚質で傾向を見るときに馬齢を無視して見る方も多いですが、異なりますので区別してみることが大切になります。

活用方法としては2つ推奨させていただきます。

①復習
②予想の参考情報

①復習に関しては、行われていない方も多いかもしれませんが、何故予想が外れたか、を確認するのは予想力向上する上では欠かせないことです。数学のようなもので公式が違えば、正しい解答を導き出すことも不可能。そのため、毎回自分の予想がずれていればその軌道を修正してあげることは競馬の上達する近道だと思います。
ただ、復習をするにしてもどうすれば良いか分からない、と質問いただくことが多いので、馬場と血統の傾向分析とご自身の予想とでその差を比較するツールとしてご活用いただけますと幸いです。

②予想の参考情報としても活用いただけると思います。週中に天候が崩れて激しい雨が降り馬場状態が変わってしまうことを除けば、1週間で傾向が大きく変わることはありません。
各馬の予想に入る前にマクロの視点で傾向を捉えて大局観を得ることは予想の精度を上げる上で有効です。

 

また、血統分析をする上で私が作成している「血統分析ファイル」(下記画像)

f:id:keibanotameno:20170105215341p:plain

こちらに関してはてつ (tetsukeiba)|noteにて各週200円(2016.12.23~当週末分まで)にて配信させていただく予定です。
(有料で大変恐縮ですが、作成作業に時間を要するため作業費としてご理解賜りますと幸いです。)
配信タイミングは下記を予定しております。

想定版(馬場、ペース、前後3F差、ラップ含まず):レース当日20時頃まで
確定版(馬場、ペース、前後3F差、ラップ含む):翌週水曜日20時頃まで

 

また、ご質問等は随時Twitter(@keibanotameno)にて承りますのでお気軽にご連絡ください!

 

最後に1つだけ今後の予想配信について書かせてください。
今までnoteにて1レース毎に印と買い目を記載しておりましたが、大きく変更させていただきます。
年末に月間購読のお話を書きましたが、note運営側と調整がつかず断念する結果となりました。(企画の新規性がなかったみたいです...予想配信なので、、、汗)

配信内容は「傾向に合致した馬と推奨理由をまとめた記事」を考えてます。

今回ブログを開設したことにつながりますが、こちらでまとめた傾向分析で少なからず予想する方もいらっしゃるかな、と淡い期待を持ってます。その上でご自身で予想された馬と私の予想した馬を照らし合わせてレース前に検証作業等を行うことでご購読者の予想力向上のお手伝いが微力ながらできれば幸いです。

というのも、ただの予想は必要なく、ご自身で予想する力をつけ馬券を当てることが何よりも大事だと考えてます。なので、私がやっている傾向分析や予想法を手っ取り早く盗んでご自身で当てられご購読者がいらっしゃらない状態を早くつくれればいいな、と思っております。

二転三転してしまい大変申し訳ございませんが、2017年は上記方針でやっていきたいと考えておりますので何卒よろしくお願い申し上げます。

2017.1.5 
てつ